心はすでに、「予章記」に奪われていた。この中に、かねてより追い求めていた『河野分限録』が同載されていたからでもあった。閲覧室へ直行。これ、これ。これが読みたかったのだ。コピーシステムがある。早速、手続き。1冊でコピーできるのは50ページと限られるという。うまく48ページで収まった。金、724円也。神田の古本屋街で購えば1万円は覚悟せねばならぬものを。ありがたや、である。
【註】2000年当時は50ページと限られていたのが、現在では80ページに拡大されている。コピー代も1枚30円が24円にさげられている。
コピーの上がりを待つ間に、「古城をゆく」を受け取る。「愛媛新聞」に連載されたものを、加筆整理して単行本化した1冊で、これこそ、ぼくの求めていたものと言えた。直ちに、コピーしたい項を摘んで複写をお願いした。787円也。しめて1511円。この収穫は計り知れないほど、大きかった。
「予章記」については景浦勉氏がいろんなところで解説・紹介しているので、資料的には、急ぎ深入りしなくてもいいだろうが、「河野分限録」だけは子細に点検したかった。これまで、「越智の正岡氏」の各居城の陣容は、この古文書が立脚点となっているからだ。 |
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